メキシコが先に米メキシコ協定を批准

元タイトル：米メディア：トランプ関税の脅威でメキシコが先に米メキシコ協定を批准

参考消息網は6月21日、メキシコ上院が6月19日、米国とカナダとの間で合意した新たな自由貿易協定を圧倒的多数で承認し、この3カ国の中で初めて立法機関に承認させることに成功した国になったと報じた。

AP通信の6月19日付報道によると、メキシコ上院は支持114票、反対4票、棄権3票の採決の結果、米国-メキシコ-カナダ協定を可決した。この協定は北米自由貿易協定に取って代わる。トランプ米大統領は、ワシントンがより良い待遇を受けられなければ、米国は北米自由貿易協定から脱退すると脅したことがある。

報道によると、メキシコのロペス大統領は録音の中で、この投票結果は「非常に良いニュースだ」と述べた。

彼は、「外国がメキシコに投資することを意味し、メキシコがより多くの雇用を創出することを意味し、米国との商品貿易が保障されることを意味する」と述べた。

報道によると、米国はメキシコ最大の輸出市場であるため、メキシコでは立法機関でほとんど抵抗に遭遇していないという。トランプ氏はこれまで、ロペス氏が中米から米国に入国する不法移民を減らすことができなければ、米国はすべてのメキシコ商品に関税を課すと公言してきた。

メキシコ経済省は声明の中で、上院の同協定の承認は「メキシコが出した経済開放の支持と地域経済統合の深化の明確なシグナル」だと述べた。

米貿易代表のライト・シーザー氏は声明で、メキシコの協定批准を「前に踏み出す重要な一歩」と称賛した。

報道によると、メキシコ上院で同協定が承認される見通しだという。ロペスの盟友は立法機関で主導的な地位にあり、反対派の保守派や貿易を支持する議員も同協定の支持者とされている。

報道によると、米国-メキシコ-カナダ協定は昨年、メキシコのペニャ・ネトー当時大統領の代表団とロペス次期大統領の代表団が共同で制定し、退任と就任を控えた政府が参加することを確保した。ロペス氏は昨年12月1日に就任し、前日に協定が締結された。

この協定はメキシコ下院の承認を得る必要はない。しかし、米国とカナダの議員の審議を待つ必要がある。民主党が支配する米下院では、一部議員が協定批准に反対している。