欧州連合はスペインに2020年の経済成長率を-12.4%に引き下げた。

スペインの「国家報」本（2020）年11月5日の報道は以下の通り。

欧州連合の27の加盟国は今年の第3四半期に経済が一時的に成長した後、第4四半期にまた新冠肺炎（COVID-19）の発生危機に陥った。欧州連合（EU）は、観光業と宿泊飲食業が疫病の影響を受け、スペインの本年の経済成長を-12.4%に下方修正するとともに、西国の2021年の成長率も5.4%に引き下げ、2022年の成長率は4.8%に達したが、この2年間の成長はフランスとイタリアを上回るとしている。

ユーロ圏各国の景気の下落は本年7月までと予想されていますが、ヨーロッパ統計局（Eurostat）が発表した第3四半期の統計資料によると、秋に第2波が発生したため、ユーロ圏諸国はまだ経済の低迷を過ごしていません。疫病はヨーロッパのサービス業全体に深刻な打撃を与えました。フランス、ベルギー、オランダ及びチェコの一般商店、バー及び宿泊飲食業は全部閉鎖されました。

スペインにとって、疫病が蔓延しているため、西国は今年の夏の観光業が大幅に減っています。EUは第1四半期にスペインの2020年のGDPをマイナス9.4%と予想しています。欧州連合（EU）は、疫病が観光業、宿泊飲食業及び文化活動に深刻な影響を及ぼし、2021年まで続くとして、スペイン経済の成長予想を下方修正した。イタリアは本年の経済成長率はマイナス9.9%で、予測値よりも良いとし、2021年と2022年の経済成長率はそれぞれ4.1%と2.8%である。フランスは2021年と2022年の経済成長率はそれぞれ4.18%となる。

EU執行委員会（Commisi europea）は、本年のスペインの経済成長はマイナス12.4%で、スペイン中央銀行と国際通貨基金（IMF）の予想と近いのは、西国政府が予想しているものと比べてマイナス11.2%であると考えています。スペインのNadia Calvieo副総理兼経済部長は、西国第3四半期の経済パフォーマンスは第2四半期より16.7%成長したと述べましたが、欧州委員会の経済予測資料の締め切りは10月22日で、第3四半期の完全資料と西国経済回復計画の初稿と予算を含めて実施するべきだと述べました。

EUは本年の西国の財政赤字を12.2%と予想し、西国政府の予想より11.3%高く、2021年は9.6%、2022年は8.6%とする。西国政府の公債も増加し、本年は120.3%、2021年は1221%、2022年は123.9%となる。